- 来院者
- 40代男性(営業職・長距離移動が多い)
- 負傷原因
- 高速道路で渋滞の末尾に停車中、後方から減速が遅れた乗用車に高速度で追突された
- 訴えの主症状
- 首が全方向へほとんど動かない(重度頚椎捻挫)、背骨沿いから腰部にかけての突き刺さるような痛み、深屈曲・旋回動作の著しい制限
- 伴随症状
- 後頭部から側頭部にかけての激しい頭痛、吐き気、両肩から腕にかけてのピリピリとした痺れ感
- 施術期間
- 約150日間通院52回
初回検査における評価と症状の要因
事故直後に救急搬送された総合病院(整形外科)でレントゲンおよび精密MRI検査を受診。「骨折や脊髄の断裂等の致命的異常なし」と判定され、鎮痛内服薬と湿布の処方を受けました。しかし退院後も強い痛みと痺れ、頭痛で立位・座位の保持が困難となったため、当院へご相談いただきました。
当院での理学検査・触診により判明した原因
超高速度の衝撃による深層筋(板状筋・斜角筋・腰方筋)の広範囲挫傷
強大なG(加速度衝撃)により、頚部・腰部の深部筋肉および筋膜組織が過伸展し損傷。
全脊柱(頚椎・胸椎・腰椎)のアライメント機能障害
強烈な衝撃波により背骨全体の関節包や靭帯が引き伸ばされ、微小な不均衡と可動障害(噛み合わせのズレ)が発生。
頚性自律神経失調および神経根の機械的圧迫
首元の深部筋肉の激しい痙攣(スパズム)が神経経路を圧迫し、腕の痺れと同時に自律神経系を刺激して頭痛・吐き気を誘発。
フェーズ別の施術プログラム
高速度事故による重度損傷に配慮し、時期に応じた低刺激で段階的なアプローチを実施しました。
初期アプローチ
1〜20日目/ 微小炎症の抑制・神経沈静化- 患部の強い炎症と痛覚過敏を鎮めるため、超音波を照射。
- 無理な関節操作や圧迫は一切避け、自律神経の過剰な興奮を落ち着かせる超ソフトな手技(微細接触)を中心に適用。
中期アプローチ
21〜70日目/ 筋膜リリース・歪み調整・痺れ軽減- 急性期の炎症沈静を確認後、固まった首筋から肩甲骨周り、腰部の「筋膜リリース」を行い、神経の滑走性を高めて痺れを軽減。
- バキバキ鳴らさない安全な手法で頚椎・骨盤の微小アライメントを整え、関節可動域を拡大。
後期アプローチ
71〜150日目/ 体幹軸の再教育・高速運転復帰サポート- 長時間のドライブや急な体幹操作に耐えられるよう、首・腰のインナーマッスル促通エクササイズを伝授。
- 高速道路での運転を想定した姿勢指導を行い、痛みが再発しないことを確認して施術完了(保険会社との手続きサポート連携へ移管)。
経過の推移
通院20日後
激しい頭痛や吐き気、安静時の強い痛みが沈静化し、睡眠が取れる状態へ。
通院45日後
首・腰の可動域が半分程度まで回復し、腕のピリピリとした痺れ感が大幅に軽減。
通院90日後
日常生活(家事・デスクワーク)での支障がほぼ無くなり、短距離の運転が可能に。
通院150日後
局所の圧痛・可動域制限・痺れ症状が完全に消失。長距離ドライブおよび仕事への完全復帰を確認し施術終了。
※ 施術例は一例であり、症状の改善には個人差があります。同様の結果をお約束するものではありません。
※ 掲載している写真は施術のイメージであり、ご紹介した患者様ご本人のものではありません。
同じような症状でお困りなら、まずはご相談ください
自賠責保険の適用で窓口負担は原則0円です。通院中の整形外科との併用、 転院のご相談も承っています。相談だけのご利用でも構いません。
