- 来院者
- 40代女性(パート勤務・主婦)
- 負傷原因
- 高速道路の渋滞末尾で停車中、後方から追突され、その勢いで押し出されて前方の車両にも追突した(玉突き事故の中間車両)
- 訴えの主症状
- 首が上下左右にほとんど動かない状態(重度の頚椎捻挫)、背中全体から腰にかけての強い突っ張り感と可動域制限
- 伴随症状
- 事故翌日からの激しい頭痛、めまい、吐き気、両腕にかかる不快な痺れ感
- 施術期間
- 約120日間通院42回
初回検査における評価と症状の要因
事故直後に救急搬送先の整形外科で画像検査(レントゲン・MRI)を受け、「骨の折損や脊髄の直接的損傷等の異常なし」と診断。消炎鎮痛薬と湿布の処方を受けましたが、前後からの急激な衝撃による全身の激痛と吐き気で日常動作が困難となったため、当院へご相談いただきました。
当院での理学検査・触診により判明した原因
前後からの二重衝撃による深層筋群(斜角筋・頭板状筋・脊柱起立筋)の重度挫傷
前後に強く揺さぶられたことで、首から腰にかけての深部筋肉が急激に過伸展・損傷。
全脊柱(頚椎・胸椎・腰椎)のアライメント不全
二方向からのG(加速度衝撃)により背骨全体の関節包や靭帯が不自然に歪み、可動の滑り運動が喪失。
神経根圧迫と自律神経の著しい乱れ
首元の強固な筋緊張(スパズム)が腕へ向かう神経経路を圧迫し痺れを誘発するとともに、星状神経節周辺への刺激で自律神経症状(頭痛・吐き気)を併発。
フェーズ別の施術プログラム
玉突き事故による複合的な損傷に配慮し、時期に応じた低刺激で段階的なアプローチを計画しました。
初期アプローチ
1〜14日目/ 炎症鎮静・神経過敏の緩和- 強烈な痛みに加え、吐き気や頭痛が強いため強い刺激は徹底して避け、超音波治療器と直流波治療器を用いて深部の炎症と神経伝達の異常を抑制。
- 自律神経系を落ち着かせる超ソフトな手技(微細タッチ)を中心に実施。
中期アプローチ
15〜60日目/ 筋膜リリース・関節の動きの復元- 炎症の落ち着きを確認後、固まった首筋から肩甲骨周り、腰部にかけての「筋膜リリース」を行い、神経圧迫(痺れ)を軽減。
- バキバキ鳴らさない安全な手法で頚椎・胸椎・骨盤の歪みを微調整し、関節運動を正常化。
後期アプローチ
61〜120日目/ 体幹軸の再教育・家事復帰サポート- 日常動作や家事での急な動きに耐えられるよう、首・背中のインナーマッスルエクササイズや姿勢改善ストレッチを指導。
- 天候不順時や長時間立ち仕事での痛みが再発しない状態を確認し、施術完了(保険会社との手続きサポート連携へ移管)。
経過の推移
通院14日後
じっとしている際の激痛、吐き気、頭痛の発生頻度が大幅に減少。
通院30日後
首を左右に振り向く動きが可能になり、両腕の痺れ感が半減。
通院60日後
家事や買い物の荷物持ちがスムーズになり、日常の不自由がほぼ解消。
通院120日後
首・背中・腰の圧痛および可動域制限、痺れ症状が完全に消失したため施術終了。
※ 施術例は一例であり、症状の改善には個人差があります。同様の結果をお約束するものではありません。
※ 掲載している写真は施術のイメージであり、ご紹介した患者様ご本人のものではありません。
同じような症状でお困りなら、まずはご相談ください
自賠責保険の適用で窓口負担は原則0円です。通院中の整形外科との併用、 転院のご相談も承っています。相談だけのご利用でも構いません。
