- 来院者
- 40代男性(営業職・車移動が多い)
- 負傷原因
- 駐車場で後退中、後方の障害物(柱)へ車体リア部を追突。車自体の損害が軽微だったため現場では物損事故として処理された
- 訴えの主症状
- 事故3日目から増悪した首の根元から肩にかけての重痛感、首を左右に傾けた際の鋭い痛み、背筋の突っ張り
- 伴随症状
- 締め付けられるような後頭部痛、夕方以降に強まる倦怠感、長時間の運転時の腰部の違和感
- 施術期間
- 約90日間通院34回
初回検査における評価と症状の要因
事故から4日目、痛みの増強に伴い連携整形外科を受診。医師による画像検査(レントゲン)では「骨の異変なし」と判断され、人身切り替えの手続き指導とともに診断書の発行、消炎鎮痛薬・貼付剤の処方を受けました。
当院での理学検査・触診により判明した原因
予期せぬ衝撃による深層筋(頭板状筋・斜角筋群)の挫傷
後退時の不快なG変化に対し防衛姿勢が取れず、首周りの深層筋肉が過伸展。
頚椎・胸椎関節の可動性障害
衝撃が背骨の関節包へ伝わり、関節運動の滑らかさが喪失。
神経刺激に伴う筋緊張性頭痛
固まった後頭部の筋肉が小後頭神経群を圧迫し、頭部への放散痛を誘発。
フェーズ別の施術プログラム
物損扱いから人身へ切り替える際の手続き支援と並行し、時期に応じた低刺激で適切なアプローチを実施しました。
初期アプローチ
1〜14日目/ 急性炎症の鎮静・高電圧療法- 強い炎症と可動域制限に対し、直流治療器を首・肩の深部へ照射して痛覚伝達を抑制。
- 無理な関節操作は避け、自律神経の興奮を落ち着かせる超ソフトな手技(微弱刺激)を適用。
中期アプローチ
15〜45日目/ 筋膜滑走性の改善・関節アライメント調整- 炎症の落ち着きを確認後、肩甲骨周縁や頚部の「筋膜リリース」を行い、神経圧迫を軽減。
- バキバキ鳴らさない安全な手法で頚椎・胸椎の歪みを整え、首の回旋動作をスムーズに誘導。
後期アプローチ
46〜90日目/ 姿勢指導・運転時の負荷軽減トレーニング- 営業車での運転姿勢の見直しと、車内やオフィスで短時間で行える首・肩甲骨のセルフストレッチを伝授。
- 日常の動作や運転時での痛みが再発しない状態を確認し、施術完了。
経過の推移
通院14日後
後頭部の締め付け感や激しい頭痛の頻度が著しく減少。
通院30日後
首を傾ける動きがスムーズになり、仕事での車移動(1〜2時間)が可能に。
通院60日後
夕方の倦怠感や背中の突っ張りが消退し、日常生活での不自由がほぼ解消。
通院90日後
首・肩の圧痛および可動域制限が完全に消失したため、経過良好につき施術終了。
※ 施術例は一例であり、症状の改善には個人差があります。同様の結果をお約束するものではありません。
※ 掲載している写真は施術のイメージであり、ご紹介した患者様ご本人のものではありません。
同じような症状でお困りなら、まずはご相談ください
自賠責保険の適用で窓口負担は原則0円です。通院中の整形外科との併用、 転院のご相談も承っています。相談だけのご利用でも構いません。
