- 来院者
- 30代男性(自営業・運転機会が多い)
- 負傷原因
- 雨天時の夜間、スリップを起こして路肩のガードレールに単独衝突。エアバッグ作動時にハンドルへ胸部・首を強打した
- 訴えの主症状
- 首の可動域制限(前屈・左右回旋時の鋭い痛み)、胸部から背中にかけての圧迫痛、腰部の動作痛
- 伴随症状
- 事故翌日からの激しい頭痛、深呼吸時の胸背部の突っ張り感、車に乗る際の腰のぐらつき
- 施術期間
- 約90日間通院35回
初回検査における評価と症状の要因
事故直後に救急外来のある病院(整形外科)を受診し、レントゲンやCT検査を実施。「骨折や内臓損傷などの致命的異常なし」と診断され、鎮痛剤と湿布の処方を受けました。しかし数日経っても首が回らず、長時間の運転やデスクワークが困難となったため当院へご相談いただきました。
当院での理学検査・触診により判明した原因
衝突時のステアリング打撲と過伸展による深層筋(胸鎖乳突筋・腰方筋)の損傷
ハンドルへの強打と衝撃に耐えようとする防御反応により、首・腰の深部筋肉が過激に緊張。
胸郭・脊柱(頚椎・胸椎・腰椎)のアライメント不全
エアバッグ作動時の外力と衝撃波により、背骨や肋骨の関節可動滑りが著しく低下。
自律神経の乱れに伴う筋緊張性頭痛
首元の強いスパズム(筋肉の痙攣)が頭部へつながる神経を刺激し、頭痛や胸の苦しさを誘発。
フェーズ別の施術プログラム
自損事故特有の広範囲な打撲・捻挫症状に配慮し、時期に応じた低刺激で段階的なアプローチを計画しました。
初期アプローチ
1〜14日目/ 消炎・鎮痛・神経沈静化- 胸部や首元の強い炎症と打撲痛を抑えるため、直流電流治療器使用。
- 患部への直接的な圧迫は避け、首から背中にかけての緊張を緩める超ソフトな手技(微弱刺激)を実施し頭痛を軽減。
中期アプローチ
15〜45日目/ 筋膜リリース・関節機能の復元- 炎症の沈静を確認後、固まった首筋から肩甲骨、腰周りの「筋膜リリース」を行い、関節可動域を拡大。
- バキバキ鳴らさない安全な骨盤・背骨調整を行い、呼吸時の胸の圧迫感や腰のぐらつきを補正。
後期アプローチ
46〜90日目/ 体幹軸の再教育・運転復帰サポート- 運転時の姿勢サポートや、車内・自宅で短時間で行える首・腰のセルフストレッチを伝授。
- 日常動作や長時間の運転でも痛みが再発しないことを確認し、施術完了。
経過の推移
通院14日後
安静時の激痛や深呼吸時の胸の圧迫感、頭痛の発生頻度が著しく減少。
通院30日後
首を左右に振り向く動きがスムーズになり、約1時間の自動車運転が可能に。
通院60日後
腰のぐらつき感や背中の突っ張りが消退し、日常生活での不自由がほぼ解消。
※ 施術例は一例であり、症状の改善には個人差があります。同様の結果をお約束するものではありません。
※ 掲載している写真は施術のイメージであり、ご紹介した患者様ご本人のものではありません。
同じような症状でお困りなら、まずはご相談ください
自賠責保険の適用で窓口負担は原則0円です。通院中の整形外科との併用、 転院のご相談も承っています。相談だけのご利用でも構いません。
