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バス・タクシーによる事故

CASE

路線バスの急停車に伴う衝突事故で、つり革を握ったまま体幹が振られ手すりへ背部を強打した40代女性の症例です。腕の痺れと握力低下を伴いました。

Case 03バス・タクシー事故
来院者
40代女性(パート勤務・主婦)
負傷原因
路線バスに乗車し立っていた際、前方の急停車に伴う衝突事故が発生。つり革を握っていたものの勢いよく前方へ体幹が振られ、そのまま手すりへ背部を強打した
訴えの主症状
首の可動域制限(前後の屈曲不能)、肩甲骨間から背筋にかけての突き刺さるような痛み、腰部の違和感
伴随症状
事故後翌日からの強い頭痛、腕にかけての不快な痺れ感、握力低下
施術期間
約100日間通院39

初回検査における評価と症状の要因

事故直後に病院の整形外科を受診し、レントゲンやMRIによる画像検査を実施。「骨折や脊髄への直接的圧迫等の異常なし」と診断され、湿布薬と筋弛緩剤の処方を受けました。しかし数日経っても首が回らず、家事や手作業に著しい支障が出たため当院へ来院されました。

当院での理学検査・触診により判明した原因

  1. つり革保持による上半身の引っ張り・捻転損傷

    衝撃に耐えようと腕・肩・背部の筋群へ非対称な牽引力が働き、斜角筋や菱形筋群に深部損傷が発生。

  2. 頚椎・胸椎移行部の微細運動障害

    不意の揺れにより背骨の関節包や靭帯が過伸展し、関節の可動滑りが消失。

  3. 神経根への機械的圧迫

    筋肉の強固な痙攣(スパズム)により、首から手先へつながる神経経路が圧迫され痺れを誘発。

フェーズ別の施術プログラム

事故特有の過度な筋肉緊張に配慮し、時期に応じた低刺激で確実なアプローチを計画しました。

  1. 初期アプローチ

    1〜14日目消炎・除痛・神経の沈静
    • 患部の強い炎症と痛覚過敏を抑えるため、超音波治療器を使用。
    • 無理な関節操作や強い指圧は避け、首〜背中の深層筋を緩める超ソフトな手技療法(微細アプローチ)を実施。
  2. 中期アプローチ

    15〜50日目関節可動性の回復・痺れの解消
    • 炎症の落ち着きに合わせ、肩甲骨周縁から首筋にかけての「筋膜リリース」を行い、神経圧迫を軽減。
    • 胸椎・頚椎の歪みを整える無痛の骨格調整を行い、首の旋回運動をスムーズに誘導。
  3. 後期アプローチ

    51〜100日目体幹筋力の再教育・再発防止
    • 乗車時や日常生活での急な衝撃に耐えられるよう、首・背中のインナーマッスルエクササイズを指導。
    • 家事動作での痛みが再発しないことを確認し、施術完了(相手方保険会社との手続きサポート連携へ移管)。

経過の推移

  1. 通院14日後

    じっとしている際の激痛および頭痛の頻度が著しく減少。

  2. 通院30日後

    首を左右に振り向く動きが可能になり、手先の痺れ感が半減。

  3. 通院60日後

    家事や買い物の荷物持ちがスムーズになり、日常生活での不自由がほぼ解消。

  4. 通院100日後

    圧痛・可動域制限・痺れが完全に消失したため施術終了。

※ 施術例は一例であり、症状の改善には個人差があります。同様の結果をお約束するものではありません。
※ 掲載している写真は施術のイメージであり、ご紹介した患者様ご本人のものではありません。

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